モーツァルテウム管弦楽団主席ファゴット奏者決定

Philipp Tutzer フィリップ・トゥッツァー25歳、イタリアBozenボーツェン出身。母国語ドイツ語とイタリア語。ボーツェンのコンセルヴァトリュームで11歳からファゴットを習い、ウィーンでTurnovskyトゥルノフスキー氏に、ハノーヴァーでJensenイェンセン氏に師事し同校を卒業。数多く国際コンクールに入賞。2008年9月にはミュンヘン国際コンクール第二位に入賞。モーツアルテウム管弦楽団主席ファゴット奏者を務める傍ら室内楽奏者、ソリストとして幅広く活躍。将来有望なファゴッティスト。

モーツァルテウム音楽大学新校舎完成

昨年10月の新学期に間に合わせて何とか新校舎が完成しました。旧校舎は発ガン剤の入った建築材料を使っていた恐れがあるとして約4年前に閉鎖されました。新校舎は同じ場所に新しく立て直されましたが旧市街地の指定で窓枠まで含む外観を一切変えてはならないので建築家は苦労したようです。何枚か開校式のときの写真を載せました。ミラベル庭園の直ぐ隣のとても眺めのよいところですので皆様是非一度見に来てください。

 モーツァルテウム音楽大学ファゴット科常任教授決定

トルコヴィチ教授の後任としてウィーン音楽大学に移ったガラー教授の席がミュンヘン国立劇場主席ファゴット奏者シンケーテ氏によって2年間代講されていましたがこの学期からミュンヘン国立放送管弦楽団主席ファゴット奏者、マルコ・ポスティンゲル教授に決定しました。彼のすばらしい演奏技術に加えて、南チロル出身のオープンで明るくエネルギッシュな性格はソロ科の学生に最適な上、教育学部でファゴットを教える私にはとてもよい同僚ができました。彼もバロックファゴットを演奏するのも僕にとっては嬉しいことです。




・・・・・・・・・続く